摂食障害の治療って、実際どうなの?
摂食障害と向き合っている方の中には、治療を検討したことがある人も多いかもしれません。でも、「治療」と一口に言っても、実際に何をするのか分からなかったり、周りに経験者がいないと不安になることもありますよね。
今回は、「摂食障害の治療ってどんなものがあるの?」「治療をやる意味あるのかな?」「摂食障害の入院って聞くと怖いんだけど、実際どうなの?」という疑問にお答えする記事をまとめました。
摂食障害の治療、なんだか怖いし抵抗あるな…
1. 治療の中で得られたものはある?
「治療って本当に意味があるのかな….」「興味はあるけど、なんとなく抵抗感があるな」。皆さんの中には、こんな風に思っている方も多いのではないでしょうか。インナーチャイルド療法、認知行動療法、家族療法、行動療法、カウンセリングなどを経験されてきたピアサポーターのすんさんとまいさんに、様々な治療の中で「しんどいな」や「役に立ったな」と感じた瞬間をお聞きしました。「治療を受け入れられるタイミングと、そうでないタイミングがある」という言葉は、一言で “治療” とまとめても、それぞれの人に合った時期や方法があることを教えてくれます。
2. 治療に取り組んでみたいけど怖い…こんな時どうする?
「摂食障害の治療に取り組んでみたい」という気持ちを持っていても、抵抗感を持ったり、最初の一歩が踏み出せないこと、ありますよね。この記事では摂食障害専門医師の山内常生先生とピアサポーターの2人が、治療に関するモヤモヤについてお話しします。「スモールステップで進んでいくことを目標にする」「まずは一度やってみる」など、“治療=辛い” というイメージが少し和らぐような言葉が詰まった記事になっています。
治療を通して得た「誰かのためになんでもやらなくて良いんだ」という気づき
家族療法を始めるまでの家族とのやりとりや、デイケアを通じて得た「誰かのためになんでもやらなくて良い」という考えを、ももさんの経験を元にお話しいただきました。ももさんなりの治療との向き合い方や、治療の中で起きた考えの変化について知れるインタビュー記事になっています。
摂食障害での入院ってどんな感じなの?
精神科病棟や閉鎖病棟と聞くと、なんとなく怖いイメージを持っている人も多いかもしれません。この記事では、実際に精神科病棟や閉鎖病棟、心療内科病棟に入院した経験がある3人に、当時の経験や入院のリアルについてお聞きしました。
終わりに
今回は「摂食障害と治療」に関する記事をまとめました。「スモールステップで進んでいく」「どの治療にもそれぞれの人に合ったタイミングがある」という言葉は、完治だけを目的としない、それぞれの人に合った治療の進め方や方法があることを教えてくれました。「治療って怖いな」「興味はあるけど中々勇気が出ない」そんな風に思っている方が、少しでも明るい未来を想像して一歩踏み出すためのヒントになっていたら幸いです。

