摂食障害の症状が強いと、その症状に振り回されて人間関係や親子関係が悪化します。体重が少ないとそれだけ症状の勢いが強くなるため、周囲の人の関わりに過剰に感情的に反応したり拒絶してしまったりもします。それが「人格が変わった」ように思われてしまうこともあるのですが、身体の栄養状態が回復してくるとそれこそ人が変わったように穏やかになる人も多くいます。人格が変わる(性格が変わる)というわけではなく、栄養状態の不足で症状の勢いが強く出た結果、人格が変わったような様子に見えるということがあるのだと考えています。